ものづくりで大切な「歩留まり」とは何か
ものづくりの世界では、「歩留まり」という言葉がとても大切です。これは、使用した材料から最終的に使える製品がどのくらいの割合でできるか、という意味です。例えば、木材から知育玩具を作る時に、100センチの木の棒から80センチの玩具ができたら、歩留まりは80%ということになります。残りの20センチは端材(はしざい)※1となり、捨ててしまうことになります。
端材が増えるというのは、つまり歩留まりが悪くなるということです。同じ大きさの材料を使っているのに、できあがる製品が少なくなってしまいます。知育玩具メーカーが同じ数の玩具を作ろうとすれば、より多くの材料が必要になり、コストが増加します。このコスト増加は、最終的にお客さんが支払う価格に反映されてしまうのです。
なぜ端材が生まれるのか
知育玩具を製造する際、複雑な形に切り出す必要があります。円形のビーズ、複雑な形のパズルピース、細かい部品など、様々な形状を材料から取り出します。正方形の材料から円形を切り出せば、四隅は必ず捨てられます。このように、製品の形状によって避けられない廃材が端材となり、歩留まりを低下させるのです。
歩留まりが悪いともったいない理由
環境と経済への影響
歩留まりが悪い生産プロセスは、環境にも経済にも悪影響があります。同じ数の知育玩具を作るのに、より多くの木材やプラスチック、金属などの貴重な資源が必要になります。地球の限られた資源を無駄にすることは、将来の世代のためにも好ましくありません。また、廃棄処分にもコストがかかります。焼却処分や埋め立て処分には費用がかかり、これも製品の価格に上乗せされてしまいます。
ものづくりの工夫の大切さ
賢いメーカーは、歩留まりを高めるために様々な工夫をしています。設計段階で材料の配置を工夫したり、複数の製品を効率的に並べて切り出したり、端材を別の小さな知育玩具の部品に活用したりするのです。このような工夫により、同じ材料からより多くの製品を生み出せます。良い知育玩具をお手頃な価格で提供するためには、こうした生産現場での工夫が欠かせません。
ザオー工業の強みと取り組み
当社は、200tのプレス機※2を備えた製造設備を保有しています。この高性能なプレス機は、精密な加工により歩留まりを最大限に高めることができます。材料を無駄なく活用し、環境に優しく、お客さんにも優しい価格で知育玩具を提供できるよう、常に工程改善に取り組んでいます。
小学生向け知育玩具選びのポイント
お子さんに知育玩具を選ぶ際は、単に価格だけでなく、メーカーの「ものづくりへの姿勢」にも注目してみてください。無駄を減らし、環境に配慮した製造方法で作られた玩具は、品質も高く、長く使用できる傾向があります。また、効率的な生産によって実現した適正な価格は、ご家族にとっても嬉しいポイントです。ものづくりの現場では、「いかに無駄をなくすか」という工夫が、良い製品を安く提供する秘訣なのです。
※1 端材:製品製造時に切り落とされた余った材料
※2 プレス機:強い力で材料を押しつぶして形を作る機械

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